春、剪定後のぶどうの枝から芽が膨らみ始めます。

9月下旬つぼみが開き、葉へと成長はじめます。
       

花のつぼみ













より高品質なぶどうを作るため、芽や葉の量を適度に減らします。この作業をすることにより、個々の花(実)に吸収される栄養分を均等に増やす事ができます。







10月、次々と葉が大きく開き成長し、裸だったブドウの木が緑色に色づきます。
       

葉や、つぼみにうどん粉病が付かないように、硫黄を蒔きます。あくまで防ぐ為のもので、病気を殺す事はできません。




  
12月。開花。この白いマッチ帽の形をしているのが花です。
甘いとてもよい香りがします。

       
   
初夏。ブドウの葉が最も勢いよく成長し、背もぐんぐんのびます。この頃から「セカンド」と呼ばれる、ちょっと遅れた花や葉が生まれるので、それらを取り除きます。時期がずれて成長すると、そちらに余計な栄養分が行ってしまい、大切なブドウや葉の成長の妨げになるのです。
       

グリーンの実が徐々に、ふくらんで行きます。この時期はまだまだ硬くすっぱいです。

ぶどうの成長が終わり、緑色だったぶどうが徐々に黄色みを帯び、甘さが増す頃、
鳥よけのネットをはります。
       
収穫に向けて、まだまだ品質を上げるための作業が続きます。これは、ぶどうの果実の周りの葉を取り除き、空気を流れやすくし、病気を防ぐとともに、太陽光線がまんべんなくあたるようにします。





「セカンド」遅生まれのぶどうは見つけたら即切り落とします。
     
  
成長が進むにつれ、ぶどうの糖度は上昇し、酸度は下がります。
糖度と酸度のバランスが一番良い時点がきたらいよいよ収穫。
   

収穫されたぶどうは徐々に紅葉し、葉が落ち、冬眠に入ります。
そして、剪定、また春が来て、芽吹きます。




 
 
収穫されたぶどうはその日のうちにワイナリーに運ばれ、
ぶどうジュースになります。


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